カーレースと名の付くものは様々ですが、ヨーロッパのラリーには歴史があります。
この頃日本国内でも「ラリー・ジャパン」が初めて開催されましたが、歴史あるFIA選手権タイトルのラリー大会は、ヨーロッパではこれまでに百年近くもの間開催されているため、その歴史の差は大きいです。
林道や、公道、山道を走るラリーの人気はすごく、F1やインディーレースなどのように整備されたサーキット場で走るのとは全く別物で、カーレースのファン層はそれぞれ二分しています。
日本ではまだまだ知名度がなく、未だにラリーはヨーロッパの競技だと思われています。それもそのはず、日本ではカーレースラリーのイベントなどを加えても、わずか7年程しか歴史がありません。
今後の世界情勢を考えても、地球環境に良いはずが無いカーレース、国内での開催中止を求める世論の声もその内聞こえてきそうです。
インディカーレースを皆さんご存知でしょうか。
アメリカ(北米)を中心に行われるカーレースで、百年近い歴史があります。
元々はカートシリーズの一戦でしたが、その後分離し、現在はインディー・レーシング・リーグというカーレースシリーズを独自で行っています。
中身はF1と全く同じ。歴史が深いインディカーレースの、その人気はすごく、シリーズの一つであるインディアナポリス市のインディアナポリス・モーター・スピードウェイでは年間40万人もの観客を集めています。(インディアナポリスではF1グランプリも開催されます)
歴史あるインディカーレースは賞金が高いことでも知られていて、コーナーによっては390キロものスピードを出すなど、見所はいろいろあるようです。
カーレースといえばF1ですが、その歴史は以外にも短いんです。
戦前から様々な国で独自のカーレースグランプリを行っていましたが、歴史もまた様々で、国によってルールが異なり、世界選手権と名の付くカーレースはありませんでした。
1947年にパリを拠点とするFIAが組織され、正式にF1規定が誕生しました。1950年には各国のグランプリを統一し、歴史上初めて世界選手権として発足したのです。
カーレースはそれまで、フランス主導のもと行われてきました。そのため、F1グランプリのグランプリとはフランス語で大賞という意味になるそうです。
F1の第一戦はイギリスのシルバーストンで1950年に開催され、イタリアドライバーのG・ファリーナが優勝。F1の歴史がここから始まったのです。